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36件中ポンポコが3件
「地域風景資産」


『ポンポコ新聞』
第12号より(2003.1)

 世田谷区が「風景づくり条例」に基づき進めていた「地域風景資産」の選定が
 2002年11月9日の公開選定会を経て決定されました。区全体で36件のうち、
 ポンポコ会議が推薦した下記3件も選定されました。この制度には法的な力は
 ありませんが、「国立景観裁判」等、今、地域景観をめぐる世間の考え方も
 大きく変わりつつあります。
 「今後、風景づくりのための地域のコミュニティ活動に役立てていってほしい」
 と世田谷区の担当者は言っています。
 
 
   慶元寺三重塔の見える風景(区URL

 
 喜多見大橋から見た野川上流の眺め(区URL

 
 喜多見5丁目竹山市民緑地の竹林と垣根(区URL



「地域風景資産」
に3件


『ポンポコ新聞』
第29号(2007.9)
第31号(2008.4)
より

 2002年以来5年ぶり2回目となる世田谷区「地域風景資産」選定で、
 ポンポコから3つの風景を推薦し、2008年2月24日の公開選定会で
 すべて選ばれました。

 
  喜多見・歴史の道~慶元寺・氷川神社界わい(区URL
 喜多見四丁目の周辺は、世田谷区の指定文化財の三分の一が
 集積する「緑と歴史と民俗の里」です。特に16世紀からこの地にある
 慶元寺と、8世紀に創建された氷川神社は、地元の人たちの崇敬を
 集める、この地の中心的な存在です。この慶元寺の裏道は、
 氷川神社との間にありますが、両寺社の鬱蒼とした緑に挟まれて、
 土塀と並木が往古からの姿を彷彿させる貴重な景観となっています。

 
  畑の間の土の道(区URL
 慶元寺に接する畑の間を、氷川神社方面から稲荷塚古墳方面へと
 抜ける、土の小道があります。道沿いには、四季折々の花が咲き、
 時にはジョウビタキやメジロに会ったり、トカゲの卵を見つけたりする
 こともできる、ステキでホッとする場所です。喜多見の原風景ともいえ
 る、この風景が今後も残ってほしいものです。

 
  須賀神社とムクノキ(区URL
 樹齢四百年のムクノキをはじめとした大木に包まれた小さな神社です。
 まるで絵本に出てくるような風景。ずっとずっと昔から変わることなく
 続いてきたような風景。ムクノキが四季折々の味わいを深めています。
 その木には、たくさんの野鳥も棲んでおり、その鳥達のさえずりもまた、
 ステキです。

 

地域風景資産
に寄せられた
子ども達の声


『ポンポコ新聞』
第30号より(2008.1)
 
 世田谷区の地域風景資産にポンポコが推薦した風景には、
 子ども達も色々な思いや思い出があるようです。

 畑の間の土の道では、
 喜多見小・喜多見中へ通うのに毎日通り、
 「遠くに大きな木が見えるところが好き」
 「朝行くとトカゲが沢山いて、逃げ込んだ穴をつついて
 トカゲを追い出すと卵があり、持ち帰って育ててみた」
 「ビワの実が美味しかった」

 須賀神社では、
 「いつも同じおじいさんが境内にいて、
 俺らは“きっと神様に違いない”と言っていた」

 など。こんな経験をしてきた喜多見の子ども達は、
 きっと心豊かに成長していくことでしょう。

 




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