|
- h03 |
ロケ地・喜多見 昭和編
懐かしの風景に
出会えるかも
『ポンポコ新聞』
第57号より(2014.10)
<追加情報>
2016.3.5にTVKで再放送
された『ウルトラセブン』
第8話「狙われた街」に
当時(1967年)の
慶元寺本堂と参道
が登場しました!
現在の慶元寺本堂と参道
|
快獣ブースカ
昭和41-42年、日テレ水曜19:00-19:30
円谷プロの『ウルトラQ』の「カネゴンの繭」というエピソードをベースに、
「もしも家庭に怪獣が住んでいたら?」というテーマで、子ども達の視点
に立って作られたコメディです。「バラサ、バラサ」「シオシオのパー」など
の「ブースカ語」が当時の子どもたちの間で流行りました。
【質 喜多見】という看板が出てくるという情報があります。DVD販売あり。
ウルトラセブン
昭和42-43年、TBS日曜19:00-19:30
大人気の『ウルトラマン』に続く円谷プロの空想特撮シリーズ第3弾、
『ウルトラセブン』ではM78星雲から来た宇宙人としての視点が明確で、
ときには地球人とのギャップもドラマの主題となっています。
【慶元寺】が出てくるという情報があります。DVD販売あり。
怪奇大作戦
昭和43-44年、TBS日曜19:00-19:30
円谷プロが『ウルトラセブン』の後番組として制作した空想科学ドラマの名作、
警察も手に負えないような、難事件・怪事件を科学の力で解決するSRI
(科学捜査研究所)の活躍を描いた物語です。第16話「かまいたち」で、犯人
・小野松夫(加藤修)が友人達と待ち合わせていたのが【喜多見駅】。
そば屋、不動産屋、三角屋根の駅舎、勧銀、珍しい紅白の電車などが登場
します。この紅白の電車は前年の昭和42年に新宿小田急百貨店が全館
開店したのを記念して塗装されたものだそうです。DVD販売あり。
ケンちゃんトコちゃん
昭和45-46年、TBS木曜19:30-20:00
『ジャンケンケンちゃん』に続く「ケンちゃんシリーズ」の第2作。
第11話「ぼくはコーモリだあ!」で、男の子グループと女の子グループが
喧嘩をしている最中に女の子たちと話をしたとして男の子グループに
ケンイチ(宮脇康之)が連れてこられたのが 【喜多見不動堂】です。
金メダルへのターン
昭和45-46年、フジ月or木19:00-19:30
ミュンヘンオリンピックを目指して水泳に打ち込むスポ根ドラマ。
空中を飛んで全ての選手を追い越す「飛び魚ターン」、隣のコースが
鳴門の渦潮になってしまう「渦巻きターン」、津波をおこし両脇の選手を
妨害する「ジェットターン」、水上を切るような「ロケットターン」といった
技が多数登場。第31話で鮎子(梅田智子)が黒木(水谷邦久)を呼び
出して待ち合わせたところが【喜多見駅】です。
スーパーロボット レッドバロン
昭和48-49年、日テレ水曜19:00-19:30
世界征服を企む悪の組織「鉄面党」とそれに立ち向かう
SSI(科学秘密捜査隊)、スーパーロボットレッドバロンを唯一操縦できる
紅健(くれない けん、岡田洋介)の物語。第15話「予告された罠」で紅健が
逃走するシーンに使われたのが【喜多見商店街】。紅健が水を飲む向かい
が丸屋さん、通りの右にクリーニング屋、左先に安田生命の看板が見えます。
DVD販売あり。
|
ロケ地・喜多見 平成編
あのドラマや映画にも
喜多見が登場
司がペンダントを投げた橋
つくしが追いかけた野川
リュウが上った滑り台
香恵とリュウが座ったベンチ
世田谷通り警察署の
”うぬぼれ”が
利用した喜多見駅
『ポンポコ新聞』
第58号より(2015.2) |
ホームドラマ!
2004年、TBS金曜22:00-22:54
東南アジアツアー中の観光バス転落事故で愛する者を亡くした人たちが
同じ一軒家に住み家族を作っていく物語。主人公・井坂将吾(堂本剛)の
勤務先が喜多見1丁目の 【大槻ホーム】、実在する会社名のままで登場
します。じんわりと人の温かさを感じる素的なドラマに喜多見が登場し、
ちょっと嬉しくなります。
花より男子2(リターンズ)
2007年、TBS金曜22:00-22:54
超金持ち名門高校に通う貧乏少女が、学園を牛耳る御曹司4人組と
ぶつかり、トラブルに巻き込まれながらも、たくましく生きていくラブストー
リー。第6話で、バレンタインデーの日に主人公・牧野つくし(井上真央)
が恋人・道明寺司(松本潤)から以前にもらったペンダントを返し、怒った
司が投げ捨てた場所が【野川】 の谷戸橋、流されていくペンダントを
つくしが追いかけ、神明橋下流で拾います。
クローズド・ノート
2007年公開、東宝
小学校教員志望の大学生・堀井香恵(沢尻エリカ)が、引越先のアパート
で前の住人が残したノートを読み進め、同じ頃アルバイト先へ万年筆を
買いに来たイラストレーター・石飛リュウ(伊勢谷友介)に惹かれていく物語。
香恵がリュウを呼び出したのが 【喜多見5-21子どもの遊び場】、
オオシマザクラの下にあるベンチに座って話します。知行院も背景に映し
出され、知恩院や南禅寺の風景とのつながりが違和感なく、まるで京都の
ようです。
ヴォイス~命なき者の声~
2009年、フジ月曜21:00-21:54
法医学ゼミに所属する5人の医学生が人の死と向き合う姿を描いた物語。
第7話で、病に侵され亡くなった静代が、生前、夫のために目覚まし時計
を買いに行った店が喜多見商店街の 【村田電器】 です。加地大己(瑛太)
が訪れ、死に至るまでの背景や真相を解き明かしていきます。
うぬぼれ刑事
2010年、TBS金曜22:00-22:54
恋愛体質でうぬぼれが強い世田谷通り警察署の刑事“うぬぼれ”(長瀬智也)
が、毎回、真犯人の女性に一目惚れ→犯行を突き止めた際に「罪を見逃す
代わりに自分と結婚する」か「求婚を受け入れなければ逮捕」かを迫る→後者
を選択されて逮捕、失恋するというパターンで展開。第1話からさっそく登場
するのが 【喜多見駅】 です。脚本(一部演出も)は宮藤官九郎です。
ハングリー!
2012年、フジ火曜22:00-22:54
オーナーシェフの母が急逝し、ミュージシャンの夢から一転、実家の人気
フレンチレストランを継ぐことになり、かつてのミュージシャン仲間と一緒に
奮闘する物語。主人公・山手英介(向井理)が作る料理の虜となった大学生
・大楠千絵(瀧本美織)の実家の畑が喜多見1丁目の石井さんの 【畑】 で、
石井さんは演技指導もしました。向井理と恋人役の国仲涼子は、この共演
をきっかけに2014年12月に結婚しました。
|
ロケ地・喜多見 番外編
「黒澤映画のロケ地」
東宝スタジオ
世田谷区成城1-4-1
(『七人の侍』の壁画)
『七人の侍』の撮影が
行われた場所
『ポンポコ新聞』
第59号より(2015.5)
|
世田谷美術館の「成城映画散歩」に参加し聞いた情報をもとに、
黒澤明監督映画のロケ地を整理してみました。
生きる
昭和27年公開。黒澤作品中ヒューマニズムの頂点と評される名作。
無気力な公務員(志村喬)がガンで余命半年と知り生きる意味を
見失っていた時、部下の小田切と偶然会ったのが 【祖師ヶ谷商店街】。
小田切が転職後の工場で作った玩具を見せ「あなたも何か作って
みたら」と言い、その言葉から、人々の願いにこたえて公園を作ろうと
動き出します。
七人の侍
昭和29年公開。主演は三船敏郎と志村喬。日本映画界の最高傑作。
戦国時代、野武士の略奪により困窮した百姓に雇われ集った七人の侍。
村の中心地や野武士との決戦場は 【大蔵三丁目】 の団地15号棟の
ある場所、雨は仙川からポンプでくみ上げて降らしています。山中の
水神、野武士を1騎ずつ村へ入れたのもこのあたりです。
隠し砦の三悪人
昭和33年公開。この映画を元に『スター・ウォーズ』が考えられました。
戦乱の世、敗軍の侍大将(三船敏郎)が世継ぎの雪姫(上原美佐)を
擁して隠し砦にこもり、軍用金とともに同盟国への脱出を試みます。
雪姫が馬にさっそうと乗るシーンは 【成城大学】 キャンパス奥を下った
林の中です。
|